地と地に満ちるものはエホバのもの

 過去に土地をめぐってたくさんの争いが起こってきた。たとえば、アメリカの開拓時代には、原住民であるインディアンの土地は武力によって奪われました。また日本とロシアの間でも、北方領土は現在だれの領土かという議論があります。

 でもよく考えてみてください。本来その土地はいったいだれのものだったのだろうかと。そこに長く住んでいれば、その人の所有物になるのでしょうか。もともとはだれから与えられたものだったのでしょうか。親切にも土地を与えてくださったのはだれでしょうか。

 聖書にはこうあります。

地とそれに満ちるもの,
産出的な地とそこに住む者とはエホバのものである。
(新世界訳聖書 詩編24編1節)

 聖書には地はエホバものであると書いてあります。エホバというのは、すべてのものを創造した神さまのお名前です。ほとんどの人が神のことも、神のお名前についてもまだ知っていませんが、このエホバこそが、土地を人間に与えた神です。

 今あなたが、自分の足で踏んでいる大地。それは、実は、神の足台なのです。単にあなたのもの、人間のものというよりは、神のものなのです。

 たくさんの美しい創造物があります。地球という人間と動物の住まいもエホバ神が創造されたものです。日本人であっても自然を通して神というものを無意識に感じてはいます。そうです。そのすべてを創造したのは、エホバという神です。この方のお名前こそ賛美すべきものです。