あなた方を迫害するときには別の都市に逃げなさい

 神の義を行う人は、そのことによって迫害されますとイエスは言われた。神の目から正しいことを行っている人は、そのことによって辛い目にあう。

 もちろん、自分は正しいことを行っているんだと過信したり高慢になったりしてはだめだ。それだと神の義ではなくて、人間の義になっちゃう。

 神の義を第一に求めて、エホバのみ前で正しいことを行う人は、そのことによって迫害を受ける。正しいことのために仲間はずれにされてしまうときもある。イサクの息子ヨセフがそうだった。

 でも逃げ場所をエホバはイエスを用いて必ず準備してくださるのだと信じることはとても力になる。どんなに一人ぼっちに感じたとしても、立場を追いやられるように感じたとしても、それが長くは続かないということを知っていると、忍耐する力になる。

 エホバは必ず逃れ道を設けて、逃れさせてくださる。逃げることは恥ずかしいことじゃないよ。霊的に迫害を受けたときに、いったん危険から離れるということは賢明なことだ。

 イエスは都市に入って迫害されたときに備えて弟子たちにこういった。

人々がある都市であなた方を迫害するときには、別の[都市]に逃げなさい。
(新世界訳聖書 マタイによる書10章23節)

 辛いままの状況に身をおき続けるのではなくって、耳を傾けてくれる場所で述べ伝えなさいということだね。危険からいったん離れて、話ができる人のところに行くということだね。