キリスト教に興味があってインターネットで調べている方へ 第16回 聖書の希望「永遠の命」

 僕たちは、日々家から家を訪れて、伝道活動をしています。それで、よく家の人に、聖書に書かれた希望をお伝えしたいということがあります。

 でも、大抵断られてしまうというのが現状です。でも、勧誘されるかもしれないからといった消極的な理由で、断ってしまったものの、いったい聖書にはどんな希望が書かれているのかなぁと思う方もおられると思います。

 何回かに分けてお伝えしていこうと思います。一つ目の希望は、これが一番大切なのだけれど、永遠の命という希望です。

 えーまた、うそばっかりいっちゃってと最初は思うと思います。そんな空想をよく信じられますねといいたいけれど、なかなかいえない人も多いんじゃないかと思う。日本人って優しい人が多いですからね。

 でも、実はこれは本当のこと。聖書を調べると、それが本当のことだとだんだん実感してくる。死ぬ運命にはなかったんだ、本当は。みんな死んでいくのが、普通だと思っているし、老いていくのが普通だと思っている。

 でもね、実はそれは普通の状態じゃないんだ。それは、罪と死が、人の命の中に入り込んでしまった、不自然な状態なんだ。人は神に似せて造られた。そして、神と共にずっと生きる予定だった。最初はね。

 死ぬことが嬉しい人はいないんじゃないかな。病気になることが嬉しい人もいないね。みんな辛いとか痛いとかいうね。健康が一番っていうのは、みんなの口癖だね。自分の足でお出かけできて、散歩できて、スポーツできて、芸術を楽しんで、笑いたいね。

 恋人を作って、結婚をして、子どもを作って、よい家族生活を送りたいね。自分の子どもが病気で生まれてきたらかわいそうだし、死んじゃったら泣くでしょう。だから、死っていうのは、嫌なものなんだ。

 僕たちエホバの証人は変わった人たちと見られがちだけど、実は、願っていることはみんなと同じなんだ。健康でいたいとか、若くて元気でいたいとかね、みんなで楽しく過ごしたいとかね。

 聖書の一つ目の希望は永遠の命。これはね、病気や死がない、健康な状態の、本来神が人間に与えてくれた命を楽しめるっていうことなんだ。これは、とっても嬉しいことなんだ。だから、伝える価値がある。

 次回は、復活の希望。続く。

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