一緒に協議する者たちには知恵がある

 エホバは「高ぶる目」とか、「高慢さ」とか、「せん越さ」とか、そのような態度を憎まれます。反対に「謙遜さ」「平和」「柔和」などを好まれます。

 エホバのみ前にあって、兄弟・姉妹なのですから、みなが仲良くやっていくことを望まれます。

 仲良くやってゆくためには、何が必要でしょうか。もし一方的に決め付ける態度があれば、そこには争いが生まれると思いませんか。お互いに話し合い譲り合えば、平和が生まれるのではないでしょうか。

 なんとなくそうかなぁと思いますが、実際に聖書の箴言という書物の中にはこんな言葉があります。

せん越であることによって人は闘いを引き起こすだけである。しかし、一緒に協議する者たちには知恵がある。
(新世界訳聖書 箴言13章10節)

 自分の感覚で、良いことと悪いことについて一方的な判断をしてしまいがちですが、それは誤解を招くこともありますし、嫌な感情を生み出すこともあります。

 そうじゃなくって「どんなことを考えているのか」ということを素直に聞いてみればよいと思います。考え方がわかれば、理解もできるし、それほど悪い考えじゃないなぁと言う結論に達することもあるでしょう。

 話し合いができれば、温和に解決することも多いですね。一方的に言ってしまうと、悪感情を持たれてしまうことが多いですね。まさに、せん越さは争いを生み出して、協議することは知恵あることだとわかりますね。