イエス・キリストの人物像 第26回 イエスの言葉「よいたよりは人の住む全地に宣べ伝えられる」
神の王国に関するよいたよりは、人の住む全地で宣べ伝えられます。イエス自身がこういっています。
そして,王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです。
(新世界訳聖書 マタイによる書24章13節)
イエスは地上におられた間、よいたよりを宣べ伝えることに、一生懸命でした。イエスが贖いとして処刑されてしまうので、地上で王国を宣べ伝えることを、弟子たちにゆだねられました。
イエスが伝道活動を行ったのは、イスラエルの周辺の地方までで、対象はユダヤ人だけでしが、弟子たちは聖霊に導かれて、宣教の対象をを拡大していくことになります。イエスの弟子である、ペテロは、ユダヤ教に会衆した人たちにも宣べ伝えます。またサマリア人と呼ばれていた人にも宣教を拡大します。
イエスの弟子であるパウロは、最終的に異邦人に対しても宣教を拡大します。エホバはイスラエル国民のご自分が選んだ特別な民としていましたが、それはイエス・キリストという神の油注がれたものが、預言の言葉に従って現れるまででした。
その後は、イスラエル人のつまづきによって、すべての人が救いの対象になるという、聖書の預言が成就することになります。
そうです、神のご意志は、ご自分のみ子であるイエス・キリストを通して、すべての国民から、神のもとに人々を罪から買い取ることでした。聖霊によって、聖書の預言に隠された意味が明らかになっていったのです。
今エホバの証人は、イエスの言葉に従って、世界中で伝道活動を行っています。伝えることを誰かに任せるのではなくって、ひとりひとりが、王国について知らせたいと思って活動しています。
もちろん人によって、伝道に参加する時間はそれぞれです。伝道にたくさんの時間を費やす人もいれば、週に1度1時間程度の伝道活動を楽しむ人もいます。また入院などをして外で行う活動に出られない場合は、一緒に入院している方に、王国の希望を話したりすることで、伝道を行っている人もいます。
それぞれが自分の気持ちから、自分の時間を取り分けて、伝道活動を行っているのがエホバの証人の特徴となっています。
僕もイエスが語られた預言が成就していくのを見たいと思っています。一緒にがんばろうね。