わたしがキリスト(油注がれた者)だと言う人に注意しなさい

 僕たちの主イエス・キリストは、終わりの日の出来事について、聖書の中でいくつかの警告をお与えになりました。イエスにしっかりと従いたいと思う人は、イエスの言葉に注意を払いたいと考えると思います。

 もしイエスの言葉に従わないのであれば、反キリスト、反エホバ神ということになってしまいます。自分のことをクリスチャンであり、エホバの証人だと信じている人は、そのように言われたくはないと考えると思います。

 終わりの日において起こることに関して、イエスが注意をなさったのは次のようなことです。これはとても大切なことです。

そこでイエスは答えて言われた,「だれにも惑わされないように気を付けなさい。多くの者がわたしの名によってやって来て,『わたしがキリストだ』と言って多くの者を惑わすからです。
(新世界訳聖書 マタイによる書24章4-5節)

 ここで誰にも惑わされないようにしなさいと書かれています。いったい惑わすのはどんな人たちなのでしょうか。

 まずその人たちは「イエスの名」によって語ると書かれています。つまりイエスによって自分を権威づけるということです。

惑わす人たちは、イエスの名によって自分を権威づける。

 これが一つ目の特徴になっています。

 もう一つの特徴はなんでしょうか。その特徴は「自分のことをキリストだ」というということです。キリストという言葉は聖書では「油注がれた者」という意味があります。キリストという言葉は、油注がれた者を意味しています。

 つまり惑わす者たちは「わたしが油注がれた者だ」と自称します。

惑わす人たちは、自分が油注がれた者だと自称する。

 これが二つ目の特徴です。

 まとめるとイエスが警戒しなさいといわれていた人たちの特徴は「イエスの名によって自分を権威づけ、自分のことを油注がれていると自称している人」というわけです。このような人たちは反キリストです。

 僕たちはイエス・キリストの警告に、最後まで耳を傾け、注意を払うことができるでしょうか。イエスの追随者として終わりまで信仰を保つことができるでしょうか。反キリストではなく、クリスチャンとして生活できるでしょうか。いつも目覚めていて、しっかりと立ちたいものです。