宣教の妨げとなりつつあるのは「統治体」と「ものみの塔協会」の信用の低下

 僕は、よいたよりを多くの人に宣べ伝えたいと思っています。けれども、そのためには、まずエホバの証人の内部を改善することが必要と考えています。

 いくら奉仕の量を増やしても、奉仕する人の数を増やしても、「統治体」と「ものみの塔協会」の信用が落ちたままでは、区域の人が耳を傾けてはくれないし、研究生になっても、インターネットで調べた後に、聖書の勉強を続けてくれないことでしょう。自分の人生をかける選択をするときに、よく調べない人はいないでしょう。

 インターネットで、「統治体」と「ものみの塔協会」の過去の事実について、簡単に知ることができるので、このままでは、エホバの証人を通して、神を知りたいと思う人が少なくなっていってしまいます。

 僕たちは、日常の生活でも「あの医者がよい」とか「あの医者は悪い」とか、たくさん話しているでしょう。そして、「あの医者は悪い」とうわさになったところに、診療に行くことはないでしょう。

 「ものみの塔協会は腐敗している」といううわさがインターネットにたくさんあるのに、どうしてそれを見た人がエホバの証人になろうと思うでしょうか。そしてそれは悪いことに、事実無根ではなくて、相当に妥当な見解なのです。

 だから、多くの人によいたよりを宣べ伝えるために、「統治体」と「ものみの塔協会」の信用を回復することが必要です。けれども、これは相当に難しいことです。本当に、みんなが真剣に取り組まないと、信用が回復できません。表面上だけじゃなくって、本当に深い部分から取り組む必要があると思います。

 僕は「統治体」と「ものみの塔協会」に完璧なんて求めてはいません。僕が書くことは、プライドを捨てることができれば、統治体にとって、そんなに難しいことではないと思います。