海老名ベテルに個人の服装を決める権限はない

 多くの長老たち、またエホバの証人の兄弟・姉妹は、服装に関する基準を、日本支部が決めて、それを会衆に反映させるようなイメージを持っていると思います。規則ではないといいながら、ベテルが定めた服装の基準を守らなければ、特権を与えないという制裁を加えて、会衆の人の服装をコントロールしようとしています。

 これは、はっきりいって、よくないことです。法律的にも、意味的にも、会衆の個人は、日本支部や、ものみの塔協会からは、独立したものです。個人的な事柄に関して、命令を与えたり、支持を与えたりする権限は何ももっていません。

 そのような関係であるのに、事実的には、巡回監督と日本支部は、会衆に対して(主に長老)に対して、支配的に振舞おうとする傾向があります。会衆の人事権は、実質的には巡回監督が持っているので、ベテルや巡回監督のルールを守る人を結局は長老に選ぶことになります。

 特権がえさになっているので、ほんらいおかしなことでさえ、自分を無理やり説得して、長老になるという現実があります。特権がほしい人間を使って、長老と会衆を支配しようとする、このような傾向があります。

 ローカルルールというものが次々と増えていった一番の原因は、特権階級制度のせいです。統治体は自分の作ったルールを守る人を、日本支部の成員として選びます。日本支部は自分が作ったルールを守る人を、巡回監督として選びます。巡回監督は自分の作ったルールを守る人を長老として選びます。長老は自分の作ったルールを守る人をかわいがり、守らない人を追い出そうとします。

 このような連鎖のせいで、エホバの証人の社会には、聖書とはまったく関係のないローカルルールが、蔓延していて、会衆の兄弟・姉妹を窒息死させかけています。

 そろそろこのようなルールが存在することにおかしいということに気づいてください。服装に関する基準を海老名ベテルが決定する権限など持っていません。もしそれに従わなかったときに会衆から疎外されるとしたら、それは会衆が腐敗しているということを意味しています。

 姉妹たちもパンツスタイルをしてもいいんですよ。奉仕で蚊に刺されまくって、嫌な思いをしているのなら、利便性のある格好をしたらいいと思います。もしそれを行うことで、長老から圧力がかかったり、会衆から疎外されてしまうのであれば、会衆が腐っているということです。規則を作りませんとうわべでいいながら、規則を作っているとうことです。言っている側のほうがおかしなことを言っています。

海老名ベテルに個人の服装を決める権限はない