法律部門で働く兄弟たち、ものみの塔協会を弁護するのに疲れていませんか

 ものみの塔協会の本部や支部には、法律部門と呼ばれる部門があります。建前においては、これは、パウロカエサルに上訴したということを根拠として、裁判を行うことをどうどうと正当化しています。

 でも実際は、会衆の兄弟姉妹を弁護するということは、あまりなく、ものみの塔協会の信教の自由や思想をを国家に対して、法律的に弁護するということがほとんどです。

 ものみの塔協会への国家からの干渉を防いで、ものみの塔協会の活動や金銭的な保護を求めるという活動が、法律部門の主な仕事です。また、会衆の兄弟・姉妹から、訴えがあった場合も、ものみの塔協会の法律部門は、兄弟・姉妹たちと闘います。

 決して、会衆の兄弟・姉妹を弁護してくれるということはなく、法律部門にいる人は、ものみの塔協会を守るためにしか活動しません。

 ですから、法律部門というのは、兄弟・姉妹の権利を守ってくれるために存在しているのではなくって、ものみの塔協会の権利を守るために存在しています。

 法律部門で働く兄弟たち、いいかげんものみの塔協会の弁護をし続けることに疲れていませんか。最近は、児童虐待裁判や、性的虐待の民事訴訟などで、ものみの塔協会の弁護をしなければならないことが増えていると思います。また反差別法違反の疑いで刑事訴訟を争う可能性もあります。

 でも、僕は思うのですけれど、ものみの塔協会の弁護ではなくって、兄弟・姉妹たちの弁護をしてあげるのはどうかなと思います。ひとりひとりの弱い兄弟・姉妹たちは、巨大な法律部門の弁護士と争わなくてはなりません。

 ですから、ぜひ、ものみの塔協会の弁護に回るのではなくって、得た知識を、か弱い兄弟・姉妹のために使ってあげるのはどうでしょうか。カエサルの上訴したパウロの例を過度にもちあげられて、自分のしている仕事が、組織のため、エホバのためになると、強く心に思いきかせていませんか。

 もしそうであるならば、自分の自然の情愛を押し込めて、無理になっとくさせて、仕事をしていることになります。もし、ものみの塔協会の弁護に、嫌気が差してきたのでしたら、もうべテルの法律部門で働くことはおやめになって、会衆の兄弟・姉妹の助けになってあげてください。そちらのほうが、エホバやイエスも喜ばれるのではないかと思います。