「エホバと組織に感謝です」というのをやめよう

 知らず知らずのうちに「エホバと組織に感謝です」というのが口癖になってはいませんか。どうしてこんな口癖が身についてしまったんでしょうか。それは、日本支部、巡回監督、長老が、組織への感謝を深めるように、ずっと教え続けてきたからです。でもね、その信仰は、間違ったものですよ。

「エホバと組織に感謝です」というのをやめよう

 僕は、よく「巡回監督が○○といっていた」という言葉をよく聞きます。僕は、そのたびに、そんなことはどうでもよいことだと思います。巡回監督は、間違ったことをけっこうたくさん話していますよ。だから、そのまま飲み込んじゃいけません。長老も間違ったことをたくさん話していますよ。だから、そのまま飲み込んじゃいけません。

 僕がひとつだけいいたいのは、聖書を開いてみましょうということです。どうか聖書を開いてみてください。いつでも開いているって? そしたら「エホバと組織に感謝です」って言葉は、聖書の一箇所にもでてこないことがわかりますよね。じゃ、どうしてこれが口癖になっているのかなぁ。それはね、巡回監督と長老が、間違ったことをあなたに教えたからです。司会者の姉妹が間違ったことをあなたに教えたからです。

 今まで間違っていたということを僕は責めませんけれど、これからも行い続けていくというのであれば、僕は責めます。いつまでも組織への感謝を続けていくのであれば、僕はその行為を行うことを責め続けます。感謝という行為が、神に向けられるものであるとういことを知らないのですか。知らないのであれば、どうか知ってください。

わたしは歌をもって神のみ名を賛美し,感謝をもって[神]を大いなるものとします。
(詩篇 69:30)

 神に並べるものがあるというのでしょうか。神の横に並べて、賛美や感謝に値するものがあるというのでしょうか。大いなるものとされなければならないのは、エホバ神ではないのですか。

 エホバは、ご自分に関してこういわれます。

わたしはわたしの栄光をほかのだれにも与えない。
(イザヤ 48:11)

 ほかの誰にも栄光を与えないという意味は、ご自分と並ぶものの存在を許さないという意味です。神は至高者です。あなたの心の中には、至高者としての神がいますか。それとも、至高者としての組織が、心を支配していますか。どちらでしょうか。

 もし「統治体」や「ものみの塔協会」があなたの心の中で高く掲げられているならば、それは危険な心の傾向だと思います。エホバ神は、自分の栄光をだれにも与えないといっています。他のものを高く掲げて、エホバが嫌だと思うことを故意に行っているとしたら、なんと残念なことでしょう。

 ですから「エホバと組織に感謝です」というのが口癖になっているなら、どうか改めてください。唯一の至高の神であるエホバに感謝をささげましょう。