長老たち、考え続けること、おかしいと感じることをやめてはいけない

 ある長老はいいました。「自分はものみの塔協会の教えに従ってしかアドバイスすることはできない」と。でもそれって違うよね。だって、「それは違う」と思うことや、「それは違う」という権利があるでしょう。だから、いくらものみの塔にかかれていたって、手紙にかかれていたって「それは違う」と意見を表明して、異なることを言うことができる。

 どうして、このことが否定されてきたのかということのほうを、もっと真剣に考えたほうがよいと思います。長老たちの口癖は、組織に従ってやっているとか、組織に従ってやっているとか、いつでも自分の行動に対して責任を持たないような発言ばかりをしている。

 会衆の人事権、決定権は、ものみの塔協会からは独立しているのですから、最終的な決定に関して、組織は何の関係もない。そんなことを口にしていると、組織に利用されるだけ利用されるだけだよ。

 長老たち、あなたの口から出した言葉は、あなた自身が責任を持ってください。「組織がこうこうだから」というのは関係がない。「ものみの塔協会はこういうけれど、わたしはこう思う」「巡回監督はこういうけれど、私はこう思う」といってください。それをいう権利がないと誤解していませんか。

 もしそれで、巡回監督や日本支部が、あなたを首にしてくるならば、巡回監督と支部のほうが狂っている。ですから、あまりものみの塔協会が作り出した特権をあまり恐れないほうがいいです。それに威圧されたならば、あなたの良心の決定が汚されてしまいます。

 一見身動きがとれないように見えてエホバは、逃れ道を用意してくださっています。ですから、威圧にただ服して、悪い影響力やうそや不確かなことを、会衆にそのまま流すことはやめましょう。

 ある兄弟は僕にこういいました。「組織は変わらない」と。その言葉には、おかしいと思っても、組織は決して変わらないからあきらめるしかない、そんなニュアンスが含まれていました。でも、変わるんです。変わらないのは、求め続けないから、たたき続けないから、探し続けないからです。みんなでそれをやれば、戸は開くんです。

 だから、おかしいと思ったことがあれば、それについて考え続けてみてください。そして、そのおかしいことを他の人はどう思っているかも考えたり、機会があったら聞いてみたりしてください。自分だけでなければ、それを変化させることには大きな価値があります。だって、他の人も苦しんでいるようなことを放置しておく理由はないじゃないですか。

 みんなが少しづつ関心を払う必要があると思います。