MTS卒業の特権がなくなったことについて

 少し前までは、独身の兄弟だけが参加できる宣教訓練学校(MTS)というものがありました。これは、最近なくなってその代わりに、独身の兄弟だけが参加できる「聖書独身の兄弟のための聖書学校」ができました。

 僕は、このブログでは、この学校については批判してきました。なぜなら、独身を誘導するような誘引力として、この学校が機能してしまうからです。同じ理由で、クリスチャン夫婦のための学校も批判してきました。この学校も、子供を作らないように誘導するような誘引力としうて機能してしまうからです。

 特権を得るために、独身を保つとか、子供を作らないという選択は、まったくよいものではありません。巡回監督制度もベテルの労働も同じ点で批判しますけれど、特権を維持するために、子供を作らないという選択は、本当に愚かな選択だと思います。

 恋愛、結婚、子供を持つという選択に、特権が影響するような政策は、僕は反対します。それとは、反対に、家庭をもちながらも参加できる仕事や環境を作るべきです。家庭を持つことによって不可能になる仕事を作るべきではありません。

 そして、ついに「聖書独身の兄弟のための聖書学校」と「クリスチャン夫婦のための学校」が廃止されます。やったー。ものみの塔協会は統合といっていますけれど、事実上の廃止だと思います。

 これで、学校のために独身を保つというようなお馬鹿なことを考えなくてもよくなりました。姉妹たちが、あの兄弟は「MTS卒なのよー」といって影で、兄弟の特権を評価することもなくなります。特権政策は、大嫌いなので、どんどん減らしていってもらいたいです。