派閥と厳しい上下関係

 エホバの証人の中にある闇のひとつ、それは派閥厳しい上下関係です。僕は、断片的な情報から推論するしかなかったのですが、最近は、元長老だった方からの情報も提供されるようになってきて、ものみの塔協会の姿が見えるようになってきました。

その招待がRBCには大変に都合が悪かったらしく、RBCの重鎮Tはあろうことか、支部の人事権に口出しをし、その支部の任命を撤回させました。

この時、私はRBCは奉仕部門のUすら動かすほどの強い発言権を持っているのか、と大変に驚いた記憶があります。

(RBC vs HLC)

厳しい上限関係

 エホバの証人の社会は、特権階級社会であって、より高い特権を持つ人が重んじられる社会です。その、たとえでいうなら、巡回監督は、まぁアイドルなわけです。「巡回監督の話すばらしかったですー。」という感じでキャー、キャー、周囲に群がります。

 でも、一方では、子供たちに対しては、冷たくって、ムチで叩いてきて、虐待に近いことをしてきたわけです。

 巡回監督は、長老をやめさせる権限を持っています。日本支部は、巡回監督を辞めさせる権限を持っています。会衆に大しては、優しく接していても、自分の自由にできる長老に対しては、厳しい巡回監督は多いです。長老や奉仕の僕には厳しいという裏の顔を持っています。

 高い特権を持つ人は、アイドルのように扱って、最上のもてなしをし、何も持たない人は、冷たくあしらう。こんな環境で、子供たちが育ったら、心をおかしくしてしまうでしょう。

 ベテルから講演にこようものなら、その人は、アイドルです。姉妹たちの心は、特権を持つ人に近づくと、ありがたいものに触れられるといったような感じなんです。

 普通であることが、誉められるということはありません。でも僕は言いましょう。子供たち、普通であってください。普通の信仰でよいです。普通の信仰が無理ならば、小さな信仰でもよいです。周囲の雰囲気に引きづられて、自分を卑下するのは、やめましょうね。

 自分のことを10点とか20点と思う必要はないんです。

 ベテル内部にも厳しい序列があります、RBCの内部にも厳しい序列があります。大会の係りにおいても、厳しい序列があります。表面は、等しい平等な兄弟関係ですけれど、現実は程遠く、厳しい上下関係が存在します。

派閥

 ものみの塔協会の内部の部門、また関連組織の間には、派閥争いがあります。たとえば、建設部門と奉仕部門と執筆部門は、仲がよくないんです。また、RBCと巡回監督は仲良くありませんし、会衆の長老同士ですら仲良くありません。

 特権を持つ人たちは、自分に隷属する人を下に付けようとする傾向があります。そして、それによって自分が一番であろうとします。こうしたことによって、横方向のよいコミュニケーションは裁断され、自分たちはこれだけやっているぞみたいな競争意識ばかりが育つことになっています。

 下の人たちは、それにつき合わされ、振り回されるわけです。おれは、こんなに多くのお金を動かせるとか、こんなに大きな大会を組織しているとか、そういう自慢の心で、いっぱいなわけです。こういう悪いところに、ぜんぜん目が向けられていなくって、現状は、悲惨なものだと思います。

 目を向けようとする人にいうことは「終わりが近いので忍耐しなさい、従いなさい」です。つまり、この言葉は、上層部の闇から、会衆の意識をそらすための作戦なんです。聖書とは関係がないんです。

 こういう暗部がもっと明るみにでるといいなと思います。