ほんの少しの良い物

 目にとってはきらびやかに映るものがたくさんあります。刺激的なキャッチフレーズで、心が奪われそうになるものはたくさんあります。けれども、多くの人の平均にとって、欲望をくすぐるものは、僕にとっては、良い物なのではありません。

 多くの心配事や不安、多くの思いわずらいが、心の上に乗りかかります。そのために、心は激しくかき乱されます。でも、必要なものというのは、僕はこれを選ぶ、僕はこれがあれば十分、僕はこれで満足という種類のものなのではないでしょうか。

 たくさんのものを得るよりは、少しの満足できるものを得たほうがいいと思います。多くの人があこがれてみるものよりは、ほかの人が、見下さそうとも、自分にとってよいものを得たほうがいいのです。

 イエス・キリストは言いました。

あなた方がわたしと結びついたままでおり,わたしの言ったことがあなた方のうちにとどまっているのであれば,どんなことでも自分の願うことを求めなさい。そうすれば,それはあなた方のためにそのとおりになります。
(マタイ 15:7)

 神の言葉の元にとどまっているのであれば、どんなことでも自分の願うことを求めなさい。このように、わたしたちの主イエス・キリストは言われたのです。

 そして、必要なものが得られたのであれば、それで満足しようではありませんか。強欲に走るよりは、自分にとって必要な少しのものを愛したほうが、ずっといいのです。