第七回「あなたは健康になりたいですか」 | 罪と死について考える

 イエス・キリストは宣教活動として神の王国を宣べ伝えました。また、イエスは、人の病気を治したり、飢えた人に食料を分け与えたりしました。

 イエスは、目の見えない人を見えるようにし、耳の聞こえない人を聞こえるようにし、皮膚病で苦しむ人を治し、悪い思いに取り付かれた人(今で言えば精神的な病でしょうか)を治しました。

 イエスは、伝道をしながら、体と心の病気を癒していきました。

 罪によって、死が入り込んだのでしたが、死とは、つまり、病気や怪我の結果です。人は、年齢をとると、病気になって死にます。寿命というものは、科学的には存在せず、死んでいく人は、すべて病気で死んでいきます。

 寿命は迷信です。すべての人は、病気のうちに苦しみながら死んでいきます。寿命ではなくって、たとえば、心筋梗塞脳梗塞で倒れて死ぬのです。

 つまり、罪と死が入り込んだということは、病気もセットになって入り込んできたということです。この病気というものが、人の心と体を苦しめています。

 健康でいたいですかという質問には、みな「はい」と答えます。「健康に生きたい」というのです。それは、みんなの望みです。それは、イエス・キリストはよくご存知でした。そして、率直にこういわれます。

エスはこの人が横たわっているのを見,またすでに長い間[病気]であるのに気づいて,こう言われた。「あなたは健康になりたいのですか」。
(ヨハネ 5:6)

 イエスは、いつでも、人々の体も思いやっていました。もちろん心も思いやっていましたが、それと同様に、体も思いやっていました。イエス・キリストは、心と体の両方に、配慮を示してくださいました。

 罪と死が入り込んできましたが、このために、人は苦しんでいます。ですので、心と体の両方が救われることが、神の望みなのです。



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