その行ないに倣ってはなりません
自分たちの罪については見ないように指導し、人の罪については、強く責めるように指導している、宗教指導者たちがいます。
自分たちの過ちや間違いについては、寛容であるべき、許すべきと指導して、他の組織や他の人の罪については、厳しく、許してはならないと強く責める宗教指導者たちがいます。
「間違っていたときは素直に謝罪しましょう」と教えているのに、自らの過ちについては、決して謝らない指導者たちがいます。演壇では、良い言葉を語るのです。けれども、その振る舞いは、まったく反対です。
イエス・キリストは、偽善者たちについて、見抜いており、それを踏まえて、このような言葉を語りました。
「書士とパリサイ人たちはモーセの座に座っています。それゆえ,彼らがあなた方に告げることはみな行ない,また守りなさい。しかし,その行ないに倣ってはなりません。彼らは言いはしますが,実行しないからです。
(マタイ 23:1-3)
先生であるイエスは、すでに、偽善者たちについて語っています。偽善者たちに、だまされないための言葉をすでに語ってくれていたのです。
偽善者たちは、たくさんのよい言葉を語ります。「心を広くしましょう」「人の罪は許しましょう」「愛し合いましょう」「間違ったときは素直に謝りましょう」「平和を求めましょう」「少数派の人を責めてはなりません」「偶像から離れていなさい」
偽善者たちが語る言葉は良い言葉です。ですから、それらを守り行いなさい。けれども、彼らは、自分ではそれを実行しないので、彼らの行いについては、ならってはなりません。
宣伝・広告・イメージ戦略では、良い言葉、立派な言葉を語るのですが、その実際の振る舞いについては、ひどいからです。