ものみの塔協会は建設労働者をほしがっている | jw.orgの記事についての考察

 研究用ものみの塔の2014年10月が見れるようになりましたが、この号は、内容がひどい予感がします。その中のひとつの記事を取り上げてみます。

エホバと共に働く特権を大切にしてください
エホバを崇拝する人たちが,個人的な関心事を後回しにしたいと思うのは,なぜですか。

 タイトルから突っ込みどころ満載ですけれど、この記事の主な目的は、ウォーウィックの本部の作業を含めた建設奉仕者を募ることにあります。

 エホバは特には関係がなくって、ウォーウィックにおける東京ドーム20個分の統治体の豪邸を完成させることが、統治体の今一番の目標です。統治体は、自分たちの豪邸を完成させたいという自分たちの個人的な関心ごとばかりに目がいっており、貧しい人たちには目を向けません。

 無報酬で組織に対する奴隷のような労働をさせることが、ものみの塔協会の意図なのです。そして、建物は、売られ、兄弟姉妹たちの労働力が生み出したお金は、すべてものみの塔協会のふところに入ります。

 実際にブルックリンにおける建物は、100億円規模の値段で売却に出されています。100円ではなくって、100億円です。これは、兄弟姉妹の無償の労働力が生む出したものであり、統治体は、同じことを繰り返そうとしているのです。

 アルバイトで少ないお給料、ワンルームのマンションでぎりぎりの生活をしている、そういう兄弟・姉妹を、僕はたくさん知っています。どうして兄弟・姉妹は、貧困のもとにあるのに、統治体は、豪勢なのですか。

 どうして、豪華な生活をしている統治体が、貧しい兄弟・姉妹から奪うのですか。ものみの塔協会こそが、表裏のある生活を送っています。

組織という言葉を無理やりさしはさむサブリミナル効果

 研究用ものみの塔には、組織崇拝へ誘導する言葉がちりばめられています。これによって、兄弟・姉妹たちの心は、少しづつ、少しづつ、確実に、蝕まれていきます。

エホバはモーセに,どのように幕屋を建造し,祭司職を組織するかについて,具体的な指示を与えました。モーセはそのとおりに行ないました。

 組織という言葉を使う必要のない箇所で、組織という言葉を挿入する。これが、ものみの塔協会の、大衆コントロール手法です。

建設奉仕者がのどがでるほどほしいものみの塔協会

 本部の建設に参加できるのは特権ですと、ものみの塔協会はいいます。

エホバがご自分と共に働くよう不完全な人間を招いてくださるとは,何という誉れでしょう。(コリ一 3:9)大会ホール,王国会館,支部施設などを建設する人たちは,ノアやモーセと同じく,実際に建てる業に参加しています。そのような業は,地元の王国会館の改装工事であろうと,ニューヨーク州ウォーウィックの世界本部の建設であろうと,大切な特権です。(冒頭の完成予想図を参照。)それは神聖な奉仕ですが,そうした業に参加できる人はごく一部でしょう。

 このようにして、建設奉仕に参加することが、エホバと共に働くことのように錯覚させます。「統治体への協力=エホバへの忠節」と錯覚させるのです。年配の姉妹たちのほとんどが、この手法に、だまされ続けてきました。

エホバの忠実な僕たちは,どんなときも神権的な指示に喜んで従います。

 「エホバの忠実な僕=統治体に対して従う人」という構図を徹底的に埋め込もうとします。

支部が閉鎖に追い込まれた本当の理由を語らないものみの塔協会

組織上の調整が必要になることもあります。例えば最近,幾つかの小さな支部が閉鎖され,そこでの仕事は大きな支部で行なわれるようになりました。

 ものみの塔協会は、エホバの証人に対して、簡素化という言葉を使って、だまし続けています。実際は、効率化するために、支部が閉鎖されたわけではないのです。

 実際は、別の場所でお金が必要なので、支部を売却しているのです。それは、裁判の費用であったり、ウォーウィックにおける統治体御殿を完成させるためかもしれません。

 また、児童性的虐待の隠蔽によって、社会的な信用を失ったため、寄付が集らなくなったのかもしれません。つまり、支部の閉鎖は簡素化のためではなくって、ものみの塔協会の社会的信用の崩落なのです。兄弟・姉妹たち、簡素化という言葉にだまされないでください。

統合の際,一部のベテル奉仕者たちは,再び開拓者として奉仕するよう割り当てられます。

 さらっと書かれていますが、ここは重要です。今までは少しのお給料がでていたのに、完全無給の開拓者にさせられるということです。つまり、ものみの塔協会の都合によって、突然、支部から追い出されるのです。

 統治体は、自分たちの地位を守り続けて、ぬくぬくとしています。それに対して、末端信者は、好きなときに、好きなように利用され、切られるのです。これが、ベテル奉仕の現実です。

 この記事は、ものすごく気味の悪い記事でした。エホバに仕える兄弟・姉妹の皆さん、二枚舌のものみの塔協会に、労働力を提供しないようにしましょう。だます人たちについていくのはもうやめませんか。