彼らは自分の助言に飽き足りるのである

 「自分自身の理解に信頼をよせてはならない」というのは、ものみの塔協会が、よく使う言い回しです。この聖句が使われるときは、必ず、組織の理解と一致していなければならないとか、エホバの組織が用いる長老の指導に従うのが最善という文脈で利用されます。

 子供でさえ親の言葉を受け入れてきました。さて、周囲の声に、一番耳のない人たちは、いったいだれでしょうか。それは、いうまでもなく、統治体とものみの塔協会の本部の人間たちです。

 父はこう語ります。

わたしが呼ばわったのに、あなた方は拒みつづけ、わたしが手を差し伸べたのに、注意を払うものはだれもいない。あなた方は、わたしの助言をすべておろそかにし、わたしの戒めを受け入れなかった。
(箴言1:23-25)

 兄弟たちからの助言を一番おろそかにしているものたち、それは統治体です。自分たちが一番偉いのだぞとふんぞり返っています。

 そして、助言を受け入れないものたちには、災いが及びます。泣いても、叫んでも、エホバはその声を聞き入れません。

だから、わたしとしても、あなた方の災難を笑う。あなた方の怖れているものが来るとき、あなた方の怖れているものがあらしのように到来し、あなた方の災難が暴風のように臨むとき、苦難と困難の時期があなた方に臨むとき、わたしはあざ笑う。
(箴言1:26-27)

 エホバは、頑ななものに対しては、手を貸してはくれません。排斥は人権侵害でああると、たくさんの被害者が、会衆に対して語り、ものみの塔協会にも語り、その声を届けているのに、まったく聞き入れない人たち。

 あなた方の声はエホバには聞こえない。

その時、彼らはわたしを呼び続けるが、わたしは答えない。彼らはわたしを捜し求めるが、わたしを見出すことはない。それは、彼らが知識を憎み、エホバへの恐れを選ばなかったからである。
(箴言1:28-29)

 神は小さなものを愛される方。小さなものたちをむち打ち、つまづかせるものたちを滅ぼす方。冤罪で排斥された人たちに、無視し冷たくし続けるのはやめましょう。

 兄弟・姉妹のみなさん。ぜひ神を恐れることを覚えましょう。ものみの塔協会への恐怖や、人間の視線によっる恐怖にぜひうちかってください。

 どうか、自分の助言に満ちたりる人のようにならないでください。ものみの塔協会は、自己過信と自分の助言だけに満ち足りたために、巨大な醜い怪物のようになってしまいました。そのようになりたくはありません。

彼らはわたしの助言に応じず、わたしの戒めをすべて軽蔑した。それで、彼らは自分の道の実から食べ、自分の助言に飽き足りるのである。

 ものみの塔協会は、どうして兄弟からの声に耳を傾けないのでしょうか。それは、彼らが兄弟ではなく、世の支配者の一部分であるからです。彼らは光の使いのように自らを見せますが、実際は闇なのです。