ヤコブとラバンの和解
創世記にでてくるヤコブは、非常に面白い行動をする人です。み使いと組み打ちを始めたり、兄のエサウの長子の権を煮豆で買ったりします。
今回は、ヤコブとラバンの和解についてみてみましょう。
ヤコブはラバンの裏を書いて脱出する
ヤコブは、ラバンの下で、レアのために7年、ラケルのために7年、家畜の群れのために4年働きました。ラバンは、ヤコブをだまして働かせていました。
そして、20年目に、ヤコブは、ラバンがすべてを奪ってしまうかもしれないと考えて、ラバンの許可を得ず、妻と子供たちと家畜をつれて、ラバンのもとを脱出します。
こうしてヤコブはシリア人ラバンの裏をかいた。自分が逃げて行くことを彼に告げないでおいた。そして彼、つまり彼とそれに属するすべてのものは逃げてゆき、実を起こして川を渡った。
(創世記 31:20-21)
ラバンはヤコブを責める
ラバンは、ヤコブたちを追いかけて、追いつき、ヤコブを責めます。
「あなたは何ということをしたのか。わたしの裏を書き、わたしの娘たちを、剣で捕らえたとりこのようにして追い立ててゆくとは。
(創世記 31:26)
ヤコブは理由を説明し、ラバンと和解する
この後ヤコブは、自分の行動の理由を説明し、ラバンと和解します。若いの証として、石で小山を作り、その上で食事をします。
「石を拾ってください!」それで彼らは石を拾い取って、小山を作っていった。そののち一同はそこで、その小山の上で食事をした。
(創世記 31:45)
この小石のテーブルは、共に食事を食べるためのものですが、和解の証でもあります。
「今日この小山はわたしとあなたとの間の証となる」
(創世記 31:48)
創世記31章にはあ、ヤコブの不安、脱出、追いかけてくるラバン、ラバンとヤコブの和解が書かれています。ぜひ和解という観点から、この節を読んでみてください。