会衆実務は長老が担うしかない

 現実問題として、会衆実務は長老が担うしかありません。外野は、意見はいうことはできても、実際に、実務を行うのは長老になります。

 たとえば、ものみの塔協会が崩落を起こしたときに、だれが主導で、会衆の実務にあたるかといえば、長老になると思います。

 ひとつ考えてほしいのですが、エホバの証人において、いったいどのように、児童性的虐待を抑止するための対策を決め、その実務を行うとしたら、それはいったいだれがになうべきでしょうか。

 ものみの塔協会は悲鳴を上げ始めていますが、エホバの証人の人数はほとんど減っていません。これは、たとえ、ものみの塔協会が崩落しても、会衆と長老は残るということを意味しています。

 長老達に伝えておきたいことは、もし仮に、ものみの塔協会が崩落することになったら、長老達は、巡回監督あるいはそれ以上の立場になることができるということです。

 現在長老たちは、実務者としての立場はありますが、決定権者としての立場は持っていません。実際は、巡回監督と協会に煮え湯を飲まされてきた、さらなる特権を得られると思ったら、あるところで打ち止めにされたという経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

 もしものみの塔協会の力が弱めれば、会衆の長老達の横のつながりによって、会衆にとって必要な方針を決めることができるようになるかもしれません。

 ものみの塔協会の力が弱まることは長老にとって悪いことなのではありませんよ。今はトラの衣をかる狐となっていて、居心地がよいとはいえないのではありませんか。

 もしものみの塔協会の力が弱まれば、ある種の決定権を長老達が手にすることができます。会衆実務は、長老しか行うことができないので、その立場は維持したままです。

 長老達に、僕がお願いしたいのは、影ながらでよいので、こちらを応援してほしいということです。反抗的になって、巡回監督から、長老の特権を奪われたら辛いでしょう。

 だから、大きな批判は心の内に秘めておいてくださってくれてよいので、陰ながらでよいので、こちらを応援してほしいんです。

 これから、陰ながら応援してくださる方法を書いていきます。ぜひ、会衆と、弱い一人ひとりに対して、憐れみを示してくださってほしいんです。