ものみの塔協会を買収して、輸血拒否の教理と排斥の教理を取り除くという選択肢
ものみの塔協会に対抗するための、ひとつの選択肢について書きます。エホバの証人というのは、組織に対して非常に忠節な方が多いです。だから、下からいくら突き上げたとしても、僕たちの話を聞いてはくれない。
けれども、組織が、こういったら、エホバの証人はいうことを聞きます。僕たちが、批判を繰り広げているというのは、まさに、下からの改革を行っているのですが、組織に忠節な人に対しては、効果が薄いと感じているのではないでしょうか。
ですから、もうひとつ可能性として考えられるのは、トップからの改革です。けれども、現在の統治体のメンバーとものみの塔協会の幹部であれば、それを望めそうにはありません。
ものみの塔協会は、実質的にはエホバの証人を支配する組織ですが、建前上は、エホバの証人に付随するひとつの法人ということになっています。この建前を利用するのです。
まず、僕は、この話題について、何回か、記事を書きます。ものみの塔協会を法的に買収することは可能かということに対しては、僕はイエスと答えます。買収という書き方をしていますが、統治体とものみの塔協会の主要メンバーが、あるエホバの証人のグループに、運営権を譲るということです。
統治体とものみの塔協会の主要幹部がイエスといえば、これは、法的に実現可能な選択肢です。輸血拒否の教理と排斥の教理を取り除くというエホバの証人のグループに、ものみの塔協会を買収してもらうんです。
不可能そうに見えて、不可能ではない。なぜなら、エサウは、ヤコブに、煮豆で、長子の権利を売ったからです。
それでエサウはヤコブに言った,「どうか早く,その赤いの,そこにある赤いものを少しわたしに食わせてくれ。わたしは疲れているのだ」。このために彼の名はエドムと呼ばれたのである。それに対してヤコブは言った,「あなたの長子としての権利をまずわたしに売ってください!」するとエサウはさらにこう言った。「見てくれ,わたしはすぐにも死にそうだというのに,長子の権などわたしにとって何になろう」。そこでヤコブは加えて言った,「まずわたしに誓ってください!」 すると[エサウ]は彼に誓い,長子としての権利をヤコブに売った。それでヤコブはパンとひら豆の煮物をエサウに与え,彼は食べたり飲んだりしはじめた。そのあと彼は立って出かけて行った。こうしてエサウは長子の権を軽んじた。
(創世記 25:30-34)
もし、統治体とものみの塔の幹部が、自分たちの特権や地位を一番強く望んでいるとすれば、自分たちの特権が失われそうなタイミングで、自分を守る行動に出るはずだ。
もし買収という可能性が低くても、可能性があるということが知りわたれば、上と下からプレッシャーを与えるという、効果があると思います。