ものみの塔協会のマルチメディア戦略を理解しておく
ものみの塔協会のマルチメディア戦略について、少し経緯などを理解しておきましょう。ここ数年で、ものみの当協会は、Web、タブレット、動画、アニメーション、音楽、ニュース番組などの、マルチメディアを、前面に押し出すようになってきました。このような事柄を、世の事柄として、強く退けてきたものみの塔協会に何が起こったのでしょうか。どうして、方針は、180度転換されたのでしょうか。
動機のもっとも大きな部分はコストダウンであるということを理解しておく
ものみの塔協会が、マルチメディア戦略を打ち出してきたのは、彼らの本望ではありません。ものみの塔協会は、過去と同じように、出版と不動産と金融業と株式で、ビジネスを続けたかったはずです。しかし、それが、近年できなくなってきた。
だから、ものみの塔協会は、徹底的なコストダウンに向けて舵を切った。それは、ものみの塔協会にとっての、生き残るための戦略です。ものみの塔協会は、徹底的なコストダウンを図って、生き延びようとしている。
僕の見立てでは、性的虐待問題が収束して、ウォーウィックへの本部移転が終了し、マルチメディア化によるコストダウンが成功すれば、ものみの塔協会は、生き延びます。ものみの塔協会の勝利、僕たちの敗北です。それ以降は、僕たちは、何か大きなアクションを起こすことは、できなくなるでしょう。ただほえるだけの無気力な犬のようになってしまう可能性が高いです。
ものみの塔協会の、優先順位
ものみの塔協会上層部が最優先で行いたいことは、完全にマルチメディア化を行うこと、ウォーウィックへの本部移転、王国会館の売買でキャッシュフローを生み出す仕組みを作ることです。それ以外のことは、後回しになっています。
王国会館には、でかでかと「jw.org」のロゴがはられるようになりました。日本支部には、現在、新しい撮影スタジオが作成されています。本部移転のためと、協会所有の新しい王国会館を建設するために、建設奉仕者を集める呼びかけがされています。また、寄付の呼びかけも強くなっています。
一方で、出版や大会などをみると、優先順位が後回しにされています。たとえば、新しい聖書翻訳の日本語訳も遅れていますし、今年、出版された出版物は「エホバのもとへ帰ってきてください」の薄いブロシュア一冊です。巡回大会は減らされ、オーストラリアでは地区大会が中止になりました。
統治体の、自分たちの特権だけは手放さないぞという執念は、ものすごいものがあります。自分の立場を失おうとしているものたちの抵抗は、すさまじいものがあります。他者をけおとしてでも、だましてでも、自分たちは、生き延びてやろうという意思は、ものすごく強いです。ロレックスや、アップルに魂とエホバの証人を売っても、自分たちだけは生き延びようと、考えています。
フリーメイソン、セブンスデー・アドバンティスト教会、イスラム教徒に、エホバの証人が建築した王国会館を売却しても、生き延びようと考えています。
そのための、優先順位は、マルチメディア化によるコストダウン、ウォーウィックの本部移転と王国会館の売買で、お金を生み出す仕組みを作ることです。
ですから、僕たちは、抵抗したほうがよい。王国会館が、アップル製品で満たされることに抵抗したほうがよいし、本部移転に反対したほうがよいし、新しい王国会館建設にも反対したほうがよい。
これらが、成功してしまうと、ものみの塔協会は、生き延びてしまうからだ。謝罪も反省もすることなしに、何事もなかったかのように、生き延びる。
ものみの塔協会が、腐敗している理由は、資産を持ちすぎているから
ものみの塔協会が、腐敗し続けている理由のひとつは、資産を持ちすぎているからです。資産があるから、巡回監督を雇って、僕たちの思考を操作することができる。資産があるから、世界的に出版物を印刷して、僕たちの思考を操作することができる。
今度は、資産を活用して、優れた動画やアニメーション、ミュージックビデオを使って、感情的に高揚する部分を、コントロールしようとしている。それに、抵抗したほうがよい。
僕は、ものみの塔協会が、キリストに従うことを祈ります。
「あなた方に真実に言いますが,富んだ人が天の王国に入るのは難しいことでしょう。再びあなた方に言いますが,富んだ人が神の王国に入るよりは,らくだが針の穴を通るほうが易しいのです」。
(マタイ 19:23-24)
みなさん、ものみの塔協会が、神の王国に入れるように、資産をものみの塔協会に蓄えないようにしましょう。ご協力ください。彼らも、キリストに属しているのですから。愛を持って、そうしましょう。