ものみの塔本部がまずやらなければならないことは、ウォーウィックと遠隔翻訳事務所と株式を売却し、会衆に寄付を返却することだ
僕の感じたところでは、支部はキャッシュフローだけではなくって、資産的にもかつかつになっていると感じる。本部は、キャッシュフローは赤字だけれど、資産は、ものすごくたくさんもっていて、まだまだ余力があるという感じがします。
つまり、会衆と支部の資産は、本部に集められて、少なくなり、本部だけが、太っている状態になっています。けれども、兄弟・姉妹たち、最近発表された手紙を思い出してください。このようにあります。
そこで使徒パウロは資金面での支援に関して、『均等を図るように』と励ましています。それで世界的な業への寄付から年ごとに資金が取り分けられ、会衆の他の神権的な団体に生じた損失が兄弟たちにとって過度の重荷となることがないようにします。
(2015年 世界的な援助の取り決め(GAA)に関する手紙
この手紙にはトリックがあります。それは、決して、ものみの塔協会から、会衆にお金が移動することはないからです。このように書かれると、僕たちは、この手紙で、自分たちの会衆の寄付が、貧しい国の会衆へとわたると誤解してしまいます。
しかし、ここでいわれている、神権的な団体とは、貧しい国の会衆ではなくって、ものみの塔協会そのものと、その関連組織のことです。会衆の金で、ものみの塔協会そのものと、その関連組織の資産不足を補填せよということです。「会衆の他の神権的な団体」という言葉によって、得意の言葉のトリックを使っているのです。
会衆と支部は、貧乏になってきている。肥え太っているのは本部だ。
僕たちが、均等を図るということを、本当に行うのであれば、会衆の資産を、ものみの塔協会に集めるのではなくって、ものみの塔の資産を、会衆に分け与えるべきです。そうして、始めて、均等を図ることができます。
そこで、僕は、3つのことを行うことを、ものみの塔協会に勧めます。
そして、ここで、換金した現金を、つぐないとして、会衆へと返金することです。あなたがたは、王国会館を建てるといって、会衆基金を、とっていきました。しかし、大会ホール、王国会館の建設はなされず、さらに、メンテナンスまで、放棄しています。
これは、詐欺そのもので、犯罪であり、刑事事件であります。刑法上では、詐欺の構成要件は次のように定義されています。
- 「人を欺」く行為があること
- 人を欺く行為により処分権限者を錯誤に陥れたこと
- 「財物を交付させ」ること
- 上記の3つの間に、因果関係があること
まず、王国会館を建設するという偽りを、手紙の中で述べて、会衆を錯誤に陥らせて、決議をとった。そして、その上で、会衆基金を、ものみの塔協会に送金させた。因果関係がきっちりあります。これは、詐欺であり、刑事犯罪であります。告発して、起訴されれば、ものみの塔協会の幹部は、逮捕されるでしょう。
ものみの塔協会が、まずしなければならないことは、本部の資産を売却して、損害賠償として、会衆に寄付金を返還することだと思います。ものみの塔協会だけが、肥え太り、なんの均等も図られていない。その上、犯罪まで犯している。
ものみの塔協会が、エホバの証人の信頼を取り戻すためにしなければならないことは、本部の資産を売却して、そのお金を使って、会衆へ寄付金を返還することです。それをしないで、きれいごとばかり言っても、それは、何の説得力ももちませんし、この状態が、長く続くことは、ものみの塔協会にとっても、なんのメリットもないでしょう。
こういうことを僕から言われるのは、腹立たしいかもしれません。けれども、次の聖句を思い起こしてみてください。
確かに,どんな懲らしめも当座は喜ばしいものに思えず,かえってつらいことに[思えます]。しかし後には,それによって訓練された人に,平和な実,すなわち義を生み出すのです。
(ヘブライ 12:11)
ものみの塔協会のみなさん、僕からの懲らしめを受け入れなさい。僕は、完全ではありません。けれども、今のあなたがたよりは、ましです。これに関しては、間違ったことをいっていません。僕は、神のみ前で、あなたがたに、公正を求めています。公正が成し遂げられるということが、エホバのご意思なので、ぜひそれを行ってほしいと思っています。