法的な所有権を持っている者がどのように管理するかを決定できるということを理解する

 最初に結論を述べると「法的所有権を持っている者が、どのように管理するかを決定できる」ということです。ものみの塔協会は、王国会館が会衆の所有物であるのに、それを否定するかのような記事を2015年7月の研究用ものみの塔に掲載してきました。

王国会館はエホバにささげられた建物です。ですから,だれに法的所有権があるにせよ,王国会館は特定の個人や会衆のものではありません。聖書の原則から分かるとおり,わたしたちは王国会館がその目的にきちんとかなう建物となるよう,十分に協力しなければなりません。そのために会衆の成員すべては,崇拝の場所に対するふさわしい敬意を示し,新しい王国会館の建設のために寄付をし,今ある王国会館の清掃とメンテナンスのために,時間とエネルギーを進んで用いることができます。そうするなら,イエスと同じように,エホバの清い崇拝の場所に対する熱心さを示せるのです。
「ものみの塔」(研究用) 2015年7月 ここはわたしたちの崇拝の場所です

王国会館は会衆のもの

 集会所というのは、土地と建物です。その所有権は、実際にお金を払って、購入した人たちにあります。たとえ、それが、エホバのものであったとしても、それは、会衆の所有であり、決して、ものみの塔協会や支部のものではありません。これを、認識しておくことは、とても重要なことです。

 ものみの塔協会が、意図していることは、会衆に法的所有権を裁判において主張されれば、ものみの塔協会が、敗訴することを知っているので、巡回監督の指導の下、会衆に、自らの所有権を主張させないということにあります。

ものみの塔協会の意図は、会衆に王国会館の法的所有権を主張させないということにある

 長老達、もし王国会館の売却を迫られたなら、しばらく、時間をかせいでください。すぐに行動して、売却の決定をしてはいけません。はいけませんよ。できるだけ時間を稼いでください。

 そして、秘密裏にまず、王国会館を売却したいかどうかということを、私的に、会衆の成員に聞いてみてください。この王国会館がなくなれば、遠くにいかなければならないとか、○○会衆としては、売却しないほうがよいのではないかと考えているということを、会衆の、すべての人に話してみてください。そして、売却するかどうかは、会衆が決定できるということを、話してみてください。

 大切なことは、売却するかどうかは、会衆が決定できるということを、みんなに事前に話しておくことです。できるだけ、多くの成員に話してみてください。きっちりと、時間を稼いで、会衆の人たちが、考える時間を確保する。その上で、やっぱり、今後遠くの王国会館にいくのは不便だよねという話になれば、会衆は、王国会館を売却しないという決定ができるということを、しっかり話してください。

 そして、決議のときに、まず最初に、「王国会館を売却しないということに賛成の方は、手をあげてください」といってください。賛成の方は、ということがポイントですよ。そして、賛成の決議をとってください。その後で「これに反対の方はいますか」といってください。

 こうすれば、僕の感覚では、王国会館の売却を阻止することができるはずです。王国会館の法的所有権は、会衆にあります。ですから、ものみの塔協会は、決議には、反対できません。ですから、大切なことは、王国会館を売却しないという賛成の決議を、多数集められるように、会衆の人たちの意見を集めることが、大切になってきます。

 「遠くになったらさらに大変になる」とか「みなさんの長い間の寄付で建てられたものだから大切にしたい」とか「老齢の兄弟・姉妹も多いから、売却しないほうがよいと思う」とか、そういう雰囲気を、会衆の中で、育てていってもらったらと思います。

 間違っても、すぐに、行動しないこと。しっかり時間を稼いで、協会と巡回監督には悟らせずに、思考力を働かせて、売却しないという賛成を多数集めてみてください。

 最近支部は、王国会館についての、アンケートを集めているようです。売却代金は、できるだけ、低く書きましょう。リフォーム代金もできるだけ、低く書きましょう。王国会館の売却することの価値が低くなるように見えるようにできるだけ、記述しましょう。