普通のエホバの証人をさらしものにしてはいけない

 写真に写っている普通のエホバの証人を、ネット上でさらしものにすることは、違法行為である。裁判で訴えられれば、確実に負ける。それは、集団によるいじめであり、その人を、追い込むことになるからだ。

 倫理的に見ても僕はよくないと思うが、法律的に見ても、それは、違法行為であって、やってはいけないことだ。プライバシー侵害、精神的な被害で、損害賠償をとられても仕方がない。

 原爆ドームの前でジャンプするよりも、その人を、ネット上でさらしものにするほうが、違法性は100倍大きい。だから、そんなことは、やめたほうがよい。クリスチャンかどうかを別にしても、普通の人の感覚としても、やるべきことではない。

 僕が、ものみの塔協会や、巡回監督以上の人を、実名で、批判するのは、そこには、公人性があるからである。公人性が高く、批判の理由に公共性があれば、その批判は正当なものであり、言論の自由が優先され、ある程度のプライバシーが公開されても、違法性をおびない。

 しかし、普通のエホバの証人をさらしものにすることは、彼らは、公人ではないので、さらしものにすることは、プライバシー侵害に該当し、そのまま違法性をおびる。このことを、よく理解しないといけない。

 ものみの塔協会や統治体、巡回監督への批判と、普通のエホバの証人個人への批判を、一緒にしてはいけない。その批判は、きちんと区別をしないといけない。ものみの塔協会に刺している槍を、普通のエホバの証人に刺してはいけない。

 みんなで、少数をさらしものにするのは、いじめである。いじめを行っていながら、正義を語っても、そこには、何の説得力もなくなってしまう。

 本人たちが、写真を、インターネットに公開し続けているのであれば、写真の公開は、本人の自由に領域にあるけれど、公開が終わったのであれば、その写真をさらし続けるのは、よくない。