嘘をつくことについて / 考えるための教材

 嘘をつくことについてどう思いますか。嘘はよいものですか、それとも悪いものですか。どのような場合に嘘はよいものだと考えますか。それとも、嘘をつくことは、絶対にいけないことですか。嘘をつく習慣が社会の中に広まるとどうなると思いますか。正直さについて、どんな価値を見出しますか。

 正直に答えたときに、そのことによって、嫌な思いをしたことがありますか。なぜ正直に答えることで、嫌な思いをしなければならなかったのでしょうか。正直さには価値があると教えられたのに、多くの人が現実の生活で建前を大切にしているのはなぜですか。

 嘘をついたときに自分の心の中で罪悪感を感じることはありますか。もしそうなら、それはなぜだと思いますか。また反対に、嘘をついているのに、心の中で罪悪感を感じないということはありますか。もしそうなら、それはなぜだと思いますか。

 聖書から、娼婦ラハブがどんな場面で、どんな嘘をついたかを調べてみてください。聖書から、イサクの子ヤコブが、どんな場面で、どんな嘘をついたかを調べてください。それについてどう思いますか。

 次の聖句と「嘘をつくこと」を照らし合わせて、黙想してみてください。

エホバよ,だれがあなたの天幕の客となるのでしょうか。
だれがあなたの聖なる山に住むのでしょうか。
それは,とがなく歩み,義を行ない,
その心に真実を語る人です。
(詩篇 15:2)

 次の聖句と「嘘をつくこと」を照らし合わせて、黙想してみてください。

ただ,あなた方の“はい”という言葉は,はいを,“いいえ”は,いいえを意味するようにしなさい。これを越えた事柄は邪悪な者から出るのです。
(マタイ 5:37)