マリアは聖霊によってイエスを身ごもる
イエスの父親と母親はヨセフとマリアといいます。けれども、ヨセフはイエスの本当の父親ではありませんし、マリアも本当の母親ではありません。
イエスは、ヨセフとマリアの性関係によって妊娠して生まれた子どもではないからです。精子が卵子に出会って、受精することで生まれた子ではありません。
ところで,イエス・キリストの誕生はこうであった。その母マリアがヨセフと婚約中であった時,ふたりが結ばれる前に,彼女が聖霊によって妊娠していることが分かった。
(新世界訳聖書 マタイによる書1章18節)
マリアはヨセフと婚約中でした。イスラエル人の律法では、結婚する前にセックスをしてはいけません。イエスは、ヨセフとマリアが結婚して性関係を持つ前に、お腹の中に誕生しました。
エホバは、人類の救い主として地上にイエスを送るために、マリアの胎内に、人間の子どもとしてイエスを移しました。
このようにして誕生したので、すべての人間がアダムから受け継いでいる罪をイエスは受け継いでいません。イエスは、罪を犯す前のアダムのように、完全な人間としてお生まれになりました。
そして、その後アダムの罪に対応する補償として、ご自分の完全な命を差し出しました。そのようにして、人類に完全な命へと至る道をもう一度切り開いてくださったのです。