巡回監督はお金を受け取って働いていると認識することは大切だと思う

 巡回監督やベテルで働く兄弟というのは、僕たちの寄付で生活している。だれのお金で生活をしているかといえば、僕たちが世の中の仕事をして一生懸命働いたお金の一部で生活をしている。

 だからいったいだれのおかげで自分の生活が成り立っているかということをよく認識しておくのは大切なことだと思う。誤解を恐れずにいえば、巡回監督は、ベテルや統治体や組織からお金をもらっていると勘違いすることがあるかもしれない。でもそのお金は、会衆で働く、長老たちや兄弟・姉妹が稼いだお金です。

 このことをきちんと認識しておかないと、自分はえらい立場になったように考えて、会衆の兄弟姉妹や長老たちに対して、厳しく当たることがあるかもしれません。また自分は巡回監督だという誇りが罠になるかもしれません。

 巡回監督は僕たちのお金で生活をして、会衆に仕える存在だ。僕たちの上に立つというよりはむしろ、お金をもらっているのでサービスをする側という立場にある。もしその認識がなければ、自分は巡回監督だから立派なアドバイスや立派な助言ができるという罠に陥ってしまう。また自分の助言には、兄弟たちが聞き従って当然という、高慢に陥ることにもなる。

 どうか兄弟・姉妹からお金をもらって生活しているのですから、兄弟・姉妹たちが必要としているものをそなえてください。どうか、自分が思うもの、ではなくて兄弟・姉妹たちが必要としていることに注意を払ってください。

 お金を受け取って生活しているのですから、一方的に話しをするのではなくて、よく兄弟・姉妹の声に耳を傾けてください。日本支部にいる主だった兄弟のために会衆に監視人としてくるのではなくて、どうか兄弟・姉妹に対する奉仕者として来てください。

 奉仕時間や集会の出席率など外面的なことばかりを見ずに、会衆の兄弟・姉妹が抱えている問題について真剣に考えてください。

 巡回監督は日本支部の主だった兄弟や統治体のための奉仕者なのではありません。巡回監督は、会衆の兄弟・姉妹たちに対する奉仕者です。