エホバは全き専心を求める神

 エホバは専心を求める神です。この点においてはエホバに何の妥協もありません。異教を退けるという考えは、統治体やものみの塔聖書冊子協会の独自の教えではなくて、エホバご自身が聖書全編で何回も何回もいっておられることです。

全き専心を要求する神

あなたの神であるわたしエホバは全き専心を要求する神であり,わたしを憎む者については父のとがに対する処罰を子にもたらして三代,四代に及ぼし,わたしを愛してわたしのおきてを守る者については愛ある親切を千代にまで施すからである。
(新世界訳聖書 出エジプト記20章5-6節)

 「まったき専心を要求する神」という言葉は「対抗するものを容認しない神
」とも訳すことができます。エホバはご自分以外の神と名がつくものを、容認されません。

わたしのほかに神はいない

イスラエルの王,これを買い戻す方,万軍のエホバ,エホバはこのように言われた。『わたしは最初であり,わたしは最後であり,わたしのほかに神はいない。
(新世界訳聖書 イザヤ書44章6節)

 「わたしのほかに神はいない。」と言われます。エホバご自身は、わたしだけが神だといわれます。ただひとりの神ということを主張されます。

唯一まことの神

彼らが,唯一まことの神であるあなたと,あなたがお遣わしになったイエス・キリストについての知識を取り入れること,これが永遠の命を意味しています。
(新世界訳聖書 ヨハネによる書17章3節)

 イエスも「唯一まことの神」といっています。永遠の命のためには「異教の神」に関する知識ではなくて「唯一まことの神」の知識を取り入れる必要があります。

偶像を礼拝する者となってはなりません

また,彼らのうちのある者たちのように,偶像を礼拝する者となってはなりません。「民は腰を下ろして食べたり飲んだりし,また立ち上がって打ち興じた」と書かれています。
(新世界訳聖書 コリント人への第一の手紙10章7節)

 「偶像を礼拝するものとなってはなりません」。当時は偶像を前にして、食べたり飲んだりの騒ぎを繰り広げられていたようです。偶像と共に浮かれ騒ぐことをエホバは喜ばれたりはされません。

神を知る前は、ただ導かれるままに偶像のもとへと導かれていました

あなた方も知るとおり,諸国民の者であった時,あなた方はただ導かれるままに,声のない偶像のもとへと導かれていました。
(新世界訳聖書 コリント第一12章2-3節)

 神を知る前はただ導かれるままに、偶像と共にしていました。けれども、まことの神を知った今、導かれるままに偶像のもとにいってほしくはないです。

子供らよ,自分を偶像から守りなさい。

子供らよ,自分を偶像から守りなさい。
(新世界訳聖書 ヨハネ第一5章21節)

 子どもたちに対しても、偶像から身を守るようにといっています。

偶像礼拝と共に、欲情、過度の飲酒、浮かれ騒ぎ、飲みくらべがある

あなた方は,みだらな行ない,欲情,過度の飲酒,浮かれ騒ぎ,飲みくらべ,無法な偶像礼拝に傾いていましたが,諸国民の欲するところを行なうのは[それで]十分だからです。
(新世界訳聖書 ペテロ第一4章3節)

 偶像のあるところには、不義が容易にからみつきます。不義の性関係、泥酔によって理性を失うことに、偶像と共に導かれていかないことを祈ります。

偶像を礼拝する者の行き着く先は滅び

偶像を礼拝する者,またすべての偽り者については,その分は火と硫黄で燃える湖の中にあるであろう。
(新世界約聖書 ヨハネの啓示21章8節)

 偶像を礼拝する者の行き着く先は、滅びです。

エホバは偶像の名を絶つ

わたしはこの地から偶像の名を断つ。それらはもはや思い出されることはない。
(新世界約聖書 エゼキエル13章2節)

 偶像は絶たれます。もうなにも思い出されることはありません。

神は見えない霊であられる

神は霊であられるので,[神]を崇拝する者も霊と真理をもって崇拝しなければなりません。
(新世界訳聖書 ヨハネによる書4章24節)

 神は見えない霊であるので、崇拝者も霊と真理を持って崇拝する必要があります。