年代計算を取り除く

 エホバの証人が持っている教義の中には、年代計算と呼ばれるものがあります。これは、聖書の預言を調べて、世の終わりがいつくるのかを、調べるために行われてきました。ものみの塔協会は、数々の年代計算を行ってきましたが、その年代計算はすべてはずれてきました。当たった確率は0%です。兄弟・姉妹たち、まずこの事実を知っておいてください。そして、ぜひ賢くなってください。

 ハルマゲドンに関する年代計算だけでもみておきましょう。

1916年「今はハルマゲドンのさなかである」
1941年「数カ月もすれば、ハルマゲドンに突入する」
1967年「人類歴史の第七の千年区分(ハルマゲドンの後に来る千年王国)は1975年の秋に始まる」
1995年「1914年の出来事を見た世代が絶える前にハルマゲドンが来る」
2010年「1914年を見た世代と、それに重なる1世代のうちに、つまり2世代のうちにハルマゲドンが到来する。」
(Wikipedia エホバの証人より)

 ものみの塔協会は過去100年間にこんなことを、いってきましたけれど、それが正しかったものはひとつもないということです。年代計算によって終わりが近いことをいいふらして、信者の拡大と寄付の獲得を行ってきましたけれど、これは、麻薬のようなもので、一過性の効果しかありません。

 現在も維持している年代計算や過去に行われた年代計算を含めてすべて、信頼できる情報というのは、まったく存在しません。ものみの塔協会は、信頼できる情報を提供してきたのではなくって、不確定な情報を長い間にわたって、伝えてきたというのが、本当のところです。これを、警告してきた人たちは、次々と排斥されていったのです。

 地域大会で「わたしたちは正確な情報を伝えています。巡回監督と長老を信頼しなさい。マスメディアは嘘を流しています。」という話がなされました。でも僕は、自分の良心に対して、真実なことをいいますけれど、不確定な情報を会衆全体に伝えて、迷わせてきたのは、ものみの塔協会のほうです。的中率0%の信頼できない情報を、ずっと伝え続けてきたからです。

 「この手術は成功します。信頼してください。」と医者から伝えられます。それで、その言葉を信じます。でも、友人が調べてくれて、その医者は、過去にそのすべての手術に失敗していたことがわかったとします。つまり、手術の成功確率は0%で、すべて失敗していました。あなたは、その医者から手術を受けたいと思いますか。

 必要なことはこれから先、年代計算や不確定な予測というのを、ものみの塔協会にさせないということと、現代維持している年代計算にかかわるものを取り除くということです。現在残っている年代計算は、1914年のイエスの臨在と1919年の忠実で思慮深い奴隷の任命と、その前提となる西暦前607年のエルサレムの崩壊です。このみっつの年代を取り除くということが必要です。

 長老たち、巡回監督たち、もし自分の良心が年代に対して、不確実だと感じ取っているならば、もう演壇から年代や忠実で思慮深い奴隷については語らないでください。不確かなことだと意識しながら、それを会衆に垂れ流すとすれば、それは罪なのです。僕は、長老や巡回監督が、罪に定められることを望みません。不確かなことを、会衆に垂れ流すということを、どうかおやめください。



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