テンポラリーボランティアとパートタイムコミューターは労働法違反だ

 今、ものみの塔協会は、テンポラリーボランティアとパートタイムコミューターをたくさん募集しています。ベテルの正規の職員を大量にリストラし、その代わりに、テンポラリーボランティアとパートタイムコミューターをたくさん募集している。

 僕は、先にいっておきますが、これは、労働法違反です。これは、率直にいうと、宗教法人を利用した脱法行為なんです。ものみの塔協会は、彼らと、聖職者として働くという誓約を書かせます。そして、その上で、自発的なボランティアの装いをさせて、工場で、労働を行わせます。

 みなさんもしってのとおり、ベテルにおける工場労働は、監督の指揮下にあります。命令に対しては、絶対的に従う必要があります。これは、自発的とはとてもいえないものです。指揮監督下にあるということです。労働時間も、8時間という拘束があります。

 これは、外部から見れば、労働者そのものなので、法律的にいえば、彼らは、労働者です。労働契約を結んでいるかという観点からではなく、外形的に見て、労働者として観察されるならば、彼らは、労働者なのです。そのようにしなければ、容易に脱法的な契約を結ぶことができるからです。

 ベテル職員に、最低賃金の適用はありません。そして、労働災害の保障もありません。厚生年金も支払う必要もなく、健康保険や雇用保険なども支払う必要がありません。聖職者の契約をさせることによって、そのような義務を、宗教団体は逃れています。そのくせ、労働者のように働かせています。

 大量のテンポラリーボランティアとパートタイムコミューターで、ベテルを動かそうとするならば、労働基準監査所のメスが入る可能性が高くなります。これを読んでいる皆さんも、ベテルにおける労働が、労働法違反なのだという認識を持っていただけたらと思います。

 その声が大きくなれば、労働基準監査所のメスが入って、ものみの塔協会は、テンポラリーボランティアとパートタイムコミューターという手法が使えなくなります。

 そうなれば、ものみの塔協会によるベテルを利用した支配も終わりを告げます。

 エホバの証人のみなさんにもいいますけれど、テンポラリーボランティアとパートタイムコミューターとして、働きにいかないほうがよいですよ。きっちりと研修も受けていない、経験のない人が、工場の機械にさわるなんて、とんでもなく危険な行為です。また、建築の現場にかかわることも、危険です。そして、労働災害の補償も、ないので、怪我をして障害を負っても、すべて自己責任です。

 うまいはなしに乗せられている、半分だまされているのだということを、行こうとしている人は、実感してください。何かが、あってからでは遅いので、僕は先にいいます。

 協会はよいことしかいわないので、リスクについてはぜんぜん話してくれません。ですから、僕が、先にいっておきます。どうか、ベテルにボランティアに行こうとしている人がいれば、リスクについて、話してあげてください。