長老たちは、何を人質にとられているのだろうか
「どうして長老は、あんなに特権を大事に思うんだろうか」そんな疑問を抱いたことはありませんか。「特権なんて何の価値も感じないよ。それなのに、どうして長老はあれほどありがたがるんだろう」
それは、特権と強く結びついている事柄がいつくかあるからです。
よい評判を保ちたいんだ
こんな気持ちや不安はないですか。
「みんなの中で、下に見られるのは恥ずかしい」
人間って、一度、立場を得ると、そこから落ちたくないと思うもの。「立場を失ったら、みんなから大切にされなくなる。とても恥ずかしい。」そういう不安があります。特に、男性は、この不安が強い。
エホバの証人では、「特権を持っていること = 評判がよい」という図式がなりたっています。だから、特権は大切なんです。
エホバの証人では、「建前はみんな平等」でも「本当は、上下意識がとても強い」。エホバの証人として、しばらく生活していれば、わかりますよね。
よい評判を得なければ、結婚できない、セックスできない
「結婚をするなら、せめて奉仕の僕になってから」「結婚をするなら、せめて奉仕の僕の兄弟がいいわ」こんなフレーズを聞いたことはありませんか。
「結婚を考えるなら、絶対に長老に相談すべき」。こんな言葉も聞いたことがあります。どうして、こんなことがいわれるのでしょうね。
それは
「協会がふさわしいと認める結婚でなければ、会衆は祝福しないから」
長老は、ほとんどが、結婚しているという事実を見てください。よい評判は、特権によって得られます。祝福される結婚は、特権によって得られます。霊性が低いとみなされる兄弟・姉妹どうしの結婚は、祝福されないからね。
そういう雰囲気を感じて、若い男女は、会衆から離れていきます。
自分の性欲を満たして、みんなからよい評判を得るには、この世界では特権が不可欠なんだ。
姉妹たちも特権が好き
この世で生きるならばブランドのバッグが、女性の価値を決めると考えるかもしれませんね。エホバの証人の社会では、特権というものが、ブランド品のバッグにあたるんです。
だから、できるなら、特権を持っている人と結婚がしたい。もちろんそうではない姉妹はいますが、エホバの証人の社会の中では生き残っていけませんから、離れていってしまいます。
結婚に関して「神の王国を共に伝道するため。」表向きはこういいます。でも、本当の動機は違います。
本当の動機は、上昇婚です。
高い特権を持っている兄弟と結婚すれば、自分が上昇できるからなんです。エホバの証人の世界には、本音と建前があります。これを、うまく使い分けなければ、生き残っていけない。
「世」から離れたと思ったら、そこに、「さらに強烈な世」があった。
悲しいけれど、これが、エホバの証人の現実です。