キリスト教に興味があってインターネットで調べている方へ 第22回 祈りの内容「神の王国がきますように」

 祈りっていうのはとても大切。とても大切。神に近づくために必要でもあるし、エホバご自身が神に求めてほしいと思っておられるからです。

 イエスが教えた祈りの二つ目の内容は「神の王国が来ますように、あなたのご意志が地上においてもなされますように」というものです。

 聖書の希望を説明したときに「神の王国」の希望についても説明しました。天にある政府で、イエス・キリストが王でです。

 神の王国が地上に到来すると、地上には大きな祝福がもたらされることになります。病気や死が取り除かれます。不公正がなくなり、そこには犯罪や恐ろしい事件はありません。また、食糧不足はなくなり、穀物が豊かに実ります。また自然災害も、神の力によって、取り除かれます。

 人間が治める国や政府というのは、実質的に限界があるということです。地球全体と人間全体をうまく治めることができていませんし、これからも治めることはできないでしょう。

 エホバは、早く多くの人にそのことについて気づいてもらいたいと思っています。優れた政治家が登場するとき、多くの人は胸を躍らせます。この人ならやってくれるかもしれない。そのような期待を抱きます。けれども、その期待はほとんどの場合失望に変わるのではないでしょうか。

 僕は、人間の政治家ではなくて、神の王国の王であるイエス・キリストに期待をおくようにと勧めたいと思います。この方はエホバ神に選ばれた方ですし、地上で忠実な歩みを示された方ですから、決して期待を裏切ることはありません。

 この王国を期待するということをエホバ神は、人間に求めておられることです。それで祈りの中に「神の王国がきますように」という祈りが含まれています。

 神の王国が到来するとき、地上の諸政府は滅びを迎えます。地上の諸政府は神の王国に勝利することはできないからです。そして、終わりを迎える前に、このことが地球上の全地で宣べ伝えられることになっています。

 それで、エホバの証人は、伝道活動をしているんですね。最後の戦いのときに、悪い人たちと一緒に、皆さんが巻き込まれることを望まないからです。エホバとイエスに信仰を働かせる人たちは、安全に非難することができます。損なわれることはありません。

 僕たちは皆さんが安全に避難してほしいと願っています。神の王国が地上に到来する前に、エホバの元に避難してほしいと思っています。命がかかっていることなので、僕たちは宣べ伝えることをあきらめたりはしません。すべての人にお伝えできたらと思います。

 「神の王国がきますように」。この王国だけが、全人類の問題を解決できます。そのような王国が早くきてほしいですね。

 次回のお祈りの内容は「わたしたちの罪をお許しください」です。

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